アフリカにおける新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため、緊急支援を開始
新型コロナウイルス(COVID-19)の世界的な大流行に伴い、アフリカでの感染拡大が予見される中、認定NPO法人テラ・ルネッサンス(事務局:京都府/理事長:小川真吾)は、ウガンダ共和国、コンゴ民主共和国において、1)新型コロナウイルスの感染予防、2)自粛要請で経済的影響を受ける「最脆弱層」への生計支援活動を実施。そのための活動資金「1,200万円」を募るため、4月8日(水)より募金キャンペーンを展開することに。
現在、テラ・ルネッサンスが活動しているウガンダ共和国、コンゴ民主共和国においても感染者が確認され、その数は増え続けています。ウガンダは140万人の難民を隣国(主に南スーダン)から受け入れています。(難民受入世界第3位)。
また、コンゴでは、紛争の影響で451万人が国内避難民としての生活しています。ひとたび、この地域に感染が広がれば壊滅的な被害をもたらすことを懸念しています。
さらに、ウガンダやコンゴでは、感染ルートの多くが欧米諸国からの入国者に起因していることもあり、自国への渡航制限や、実質的な国境閉鎖の措置を実施。合わせて、国内での移動や経済活動を大幅に制限し、感染予防策を講じています。
それに伴い、多くの住民が失業もしくは一時的に収入源が絶たれ、生活を圧迫。生活の糧を失った最貧困層の人々の生命を脅かす事態が生じています。こうした状況を踏まえ、同国で支援を展開してきた弊会として、以下の事業を緊急実施いたします。
■ アフリカにおける新型コロナウィルス対策 緊急支援プロジェクト
【事 業】
アフリカにおける新型コロナウィルス対策支援事業
【目 的】
新型コロナウィルスの感染を予防すると共に、最脆弱層の人々の社会経済的ダメージを最小限に抑えること。
【対象地域】
① ウガンダ北部(グル県)/南スーダン難民居住区(アジュマニ県)
② コンゴ 民主共和国南キブ州/中央カサイ州
【対象者】
① 難民・国内避難民
② 紛争被害女性(シングルマザー等
③ 元子ども兵
④ 最貧困層住民
【対象者数】 約100,000人
【活動概要】
(1)新型コロナウィルス感染予防活動
石鹸や洗剤、消毒液、簡易手洗い設備などの公衆衛生用品、備品の供与及び、手洗い方法や、新型コロナウィルス予防のための啓発活動、ポスター配布など。
(2)最脆弱層への生計支援活動 〜自粛要請による経済的ダメージ軽減のための活動〜
商業活動を継続するための用具、材料などの供与、及び、収入向上のための研修、法的手続きのサポート、緊急的な生活物資の支援など。
商業活動を継続するための用具、材料などの供与、及び、収入向上のための研修、法的手続きのサポート、緊急的な生活物資の支援など。
■ 募金方法・期間について
・弊会ウェブ(https://www.terra-r.jp/covid-19.html)より、クレジットカード・銀行振込にて受付。 ・弊会は認定NPO法人につき、寄付は所得税
・住民税(京都府民のみ)の控除対象。 ・募金の受付期間は【 2020年4月8日(火)〜 2020年5月31日(日)】まで。
■ 募金についてのお問い合わせ
・以下のウェブページに掲載のフォームよりお問い合わせください。
https://www.terra-r.jp/contact.html
■ アフリカにおける新型コロナウィルス対策支援事業の現状(2020年4月8日(水)現在)
ウガンダ:南スーダン難民居住区(アジュマニ県)と、ウガンダ北部(主にグル県)にて、感染予防のための啓発活動を開始。まずは、感染者が1名発生しているアジュマニ県において、●手洗いの啓発、●コロナ感染予防対策の3密(密室、密集、密接)等を啓発するための文言を、行政や他の専門機関とすり合わせて統一した内容を作成。
合わせて、添付写真にある簡易の手洗いセットを制作し、まずは難民居住区で配布する予定。チラシやポスターも、英語、アラビア語、マディ語、アチョリ語の4言語で作成して、随時配布を進めていくために今、翻訳、デザイン、印刷、ラミネートを進めている。
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