Freeride World Tour、気候変動に対するサステナビリティ・プロジェクトの取り組みを発表

Freeride World Tour (以下FWT)の競技連盟FWT Management S.A.(本社:スイス ルトリー、グループCEO:ニコラ・ハレウッズ)およびFWTジャパン株式会社(本社:東京、マネージングディレクター:後藤陽一)は、FWT2020の全大会を終え、今後行っていく気候変動に対するサスティナビリティ・プロジェクトの取り組みを発表いたしました。あわせて動画も公開します。


FWTとしての目標 気候変動は私たちにとって最大の課題であり、FWTは「スポーツ」がこの問題に対して大きな役割を果たせると信じています。FWTは、2つの明確な大志を持って、気候変動に立ち向かっていきます。

1. MINIMIZE OUR FOOTPRINT(エコロジカル・フットプリント*1の最小化)
2. MAXIMIZE OUR IMPACT(ブランドインパクトの最大化)

2020年よりFWTは、自分たちのフットプリントの削減、競技連盟としての認知向上、CO2などの排出量の全体の活動を通して相殺することなどを通して、継続的な改善プロセスを実施していきます。雪や山、そして大自然へのパッションに導かれ、私たちは最高のパウダースノーを求めて世界中を旅しています。 しかしそのアクションが、フリーライディングにとって欠かせない自然界に影響を及ぼし、危険に晒してしまっているのも事実です。雪山での冒険を諦める必要はないにしても、もっと持続可能なやり方を探っていかなければなりません。 

*1 エコロジカル・フットプリント:人間活動が環境に与える負荷を、資源の再生産および廃棄物の浄化に必要な面積として示した数値

2020年の取り組み計画

・Water Familyと協働でのアセスメント:組織内の​​全部門、全FWTイベントを分析し、2021年に向けた推奨事項を導き、さらなる活動戦略を構築する。 

・フライトのCO2排出量相殺:FWTとAlpina Watchesは、myclimate.orgと協力して、約300トンのCO2排出量相殺を行う。この300トンは、FWTスタッフ、FWTに関わるジャーナリスト、およびFWTライダーの半数が利用するフライトから発生するCO2排出量に相当する。この活動による基金はニカラグアのPlan Vivo認定植林プロジェクトに充て、2000本以上の植林を予定している。 

・使い捨てプラスチックの削減:可能な限りすべての場所で、使い捨てプラスチックの使用の最小化を図る。例:ウェルカムバッグ、ランチバッグ、イベント開催地やVIPゾーンで使うカトラリーなど 

・山での清掃活動:地域のNGOと協力し、2020年の秋から冬にかけて、FWTマウンテンリゾートの清掃活動を主催する。既に今冬にスイスのヴェルビエにて、サミット財団の清掃活動ツアーの一環として、第一回目を開催した。

・ サステナブルな行動ガイドの制作:サステナブルな日常生活のためのガイドを制作し、すべてのFWTライダー、スタッフ、パートナー、FWQとFJTのオーガナイザーおよびライダーに共有する。

FWT Management S.A. CEO:ニコラ・ハレウッズよりコメント «Freeride World Tour(FWT)が、フライトによるCO2排出量の相殺、公共交通機関やカーシェアリングの利用促進など、気候変動に立ち向かうための具体的なアクションを開始することを誇らしく思います。イベントでの使い捨てプラスチック利用削減や、FWT開催地での清掃活動を行うことも目指しています。 カーボンニュートラル(*2)の状態までにはまだ多くの取り組みが必要ですが、私たちには、この目標に向かって行動し、今できる行動を伝えていく責任があると考えています。 » - FWT Management S.A. CEO:ニコラ・ハレウッズ

 *2 カーボンニュートラル:カーボンは炭素、ニュートラルは中立を意味し、「環境中の炭素循環量に対して中立」の状態を表す。人為的生産活動を行った際、CO2の排出量と吸収量が同じ量であることを意味する概念

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