ALSクリエイター武藤将胤が企画・演出 / ボーダレスなフェス「MOVE FES. 2021」開催決定
クラウドファンディングで資金調達開始
一般社団法人WITH ALSは、2021年12月9日(木)に、渋谷TRUNK(HOTEL)にて、「MOVE FES.2021 Supported by ONESTORY」を開催いたします。それに伴い、企画・運営費用調達のためクラウドファンディングを開始いたします。
- 日時:2021年12月9日(木) 18:00〜21:00予定(17:15開場予定)
- 場所:TRUNK(HOTEL) MORI
- MOVE FES. 公式ページ:https://withals.com/post/?id=451
- クラウドファンディングサイト:https://camp-fire.jp/projects/view/467319
WITH ALSは、ALS(筋萎縮性側索硬化症)の課題解決を起点に、全ての人が自分らしく挑戦出来るBORDERLESS(ボーダーレス)な社会を創造することをミッションに、エンターテイメント、テクノロジー、ヒューマンケア(介護)の3領域で活動しています。
「MOVE FES.」は、 ALSの啓発を目的に2016年から毎年開催してきた音楽イベント。賛同アーティストによるステージに加え、脳波で想いをラップするBRAIN RAP、ユニバーサルファッションのランウェイなど、毎年新たな試みを行ってきました。昨年はCOVID-19の影響で初めて開催を断念しましたが、今年はテクノロジーを駆使した新たなコンテンツを用意して開催を実現いたします。
ステージでは、武藤自身が視線でプレイする「EYE VDJ」をはじめ、 今年コラボ楽曲を発表したandrop・内澤崇仁、番組共演を果たした清春、過去数回MOVE FES.に出演しているNOBU、 KURO(HOME MADE家族)が登場します。
さらに今年は、前回も開催したトークショーに加え、分身ロボット「OriHime」とタッグを組んで「ROBOT POP-UP STORE」をオープン。ボーダレスウェアを展開するWITH ALSのアパレルブランド「01 BORDERLESS WEAR」の商品を、分身ロボットのOriHimeが販売します。現地で接客にあたるOriHimeは、遠隔地から障がいを抱えるパイロットたちが操作します。
また今回は初めてオンラインでライブ配信を実施。さらに、音を光と振動に変換する「Ontenna」を活用し、視覚や触覚でも音楽を楽しめるライブステージを実現します。Ontennaは、オンライン配信でも希望者にボーダレスに楽しんでいただけるよう、数量限定でレンタル配送も実施いたします。
そのほか、文字起こしアプリ「UD Talk」の活用や、会場内バリアフリー環境の整備などを準備中。ご希望の声に合わせて、さまざまなニーズに応じて可能な限り柔軟に対応していく予定です。
「MOVE FES. 2021」のチケット販売は9月末ごろの開始を予定していますが、今回のクラウドファンディングの支援リターンには先行チケットもご用意しております。
- 「MOVE FES. 2021」
CONCEPT:
今年のMOVE FES.では、このコロナ禍の社会情勢を考慮して、 MOVE FES.初の自宅からでも多種多様な皆様に参加していただけるライブ配信と、会場に訪れるゲストがリアルに体験出来るBORDERLESSなコンテンツを創造して参ります。
『LIGHT OF HOPE. 希望の光』をテーマに、 ALSをはじめ障がいの有無に限らず、全ての人にとって、希望の光となるイベントをお届けします。 テクノロジーを駆使した、MUSIC LIVE、ALS TALK SHOW、ROBOT POP-UP STOREを通じて、 新しい希望の光を体験していただきます。
ARTIST & MESSAGE:
清春
「今回、僕もWITH ALSのMOVE FES.2021に参加します。武藤君と共に行うプロセスから発見出来る感動、感銘を少しでも多くの人達と共有したいです。ALSの未来への可能性を信じ、切り拓こうとする彼の信念と在り方を心からリスペクトしています。MOVE FES. 2021を通じて武藤君に賛同する人達が更に増えていくことを願っています。」
androp 内澤崇仁
「尊敬するMASAさん、そしてWITH ALSが目指すプロジェクトに共感し、一緒に音楽をやったり、時には励まされたりしていきました。昨年は残念ながら開催自粛となったMOVE FES.今年は開催したいというお話を聞き、なんとか自分もできることをやりたいと思いました。コロナ禍で不安が多い中、MOVE FES.という存在は心に光が灯るようなFESになると思います。MOVE FES.だから体感できる音楽を一緒に楽しみたいです。」
NOBU
「はじめまして!NOBUです。
僕は、MASA君(武藤将胤さん)の活動を心より応援致します!音楽を通し、希望の未来に向かって自分に出来る事を精一杯させて頂きますので宜しくお願い致します。
僕も決して限界を作らない…“KEEP MOVING”」
KURO(HOME MADE家族)
「今年もMOVE FES. 2021に参加することができて嬉しいです。
第一回目から出させてもらっていますが、どんな状況下にあってもマサタネくんのチャレンジする姿勢にいつも頭が下がります。それも毎回必ずアップデートしている。本当に脱帽です。だから彼の前に立つときはいつも緊張感があります。僕だって恥ずかしくない自分でいたいから。この日は負けずに彼と面白いセッションができたらと思っています。お楽しみに!」
コラボレーションダンサー GenGen
「初めまして、聴覚障害者ダンサーGenGenと申します。
生まれつき耳が聞こえませんが、ダンスを始め多くの方々と出会い繋がりが出来、そして今回武藤さんのプロジェクトに携われる事を本当に嬉しく思います。
武藤さんとはイベントでお会いし武藤さんの様々な活動や生き様を少しですが知り、目標に向かって生きる強さを感じました。そんな武藤さんにお声がけして頂き、一緒に素晴らしいパフォーマンスが出来るよう頑張ります。またALSの方々のパワーにもなるようクラウドファンイディングにご協力して頂けたら嬉しいです。EYE VDJ MASA×OntennaOntena×GenGenコラボレーションに挑戦致します。ぜひ見て頂けたら嬉しいです。」
平野裕加里氏がナビゲーターを務め、 日本から世界へ向けて、ALS支援の最前線を紹介する、希望のTALK SHOWをお届けします。テクノロジーの分野と治療薬研究開発のファンドレイジング活動の分野からゲストをお招きして対談を実施。
テクノロジー分野からは、武藤と交流の深い分身ロボット開発者吉藤オリィ氏をはじめ、 脳波コミュニケーションツールNOUPATHY開発者などが参加予定。
治療薬研究開発の分野からは、WITH ALSのファンドレイジングパートナーでもある、 せりか基金代表の黒川久里子氏が参加します。
ROBOT POP-UP STORE:
01 BORDERLESS WEARをプロデュースする武藤将胤と、分身ロボットOriHimeの開発者・吉藤オリィ氏がタッグを組み、1日限定のROBOT POP-UP STOREをオープンします。
01 BORDERLESS WEARのアイテムをはじめ、 厳選したユニバーサルアイテムとALSチャリティーアパレルを販売します。 接客する分身ロボットOriHimeは、遠隔地から障がいを抱えるパイロットたちが操作します。
オリィ研究所所長・WITHALS技術顧問 吉藤オリィ
「ALSの盟友、武藤とはこれまで'不可能'とされてきた様々な課題を'可能'へと変えてきた。
現代の不可能を嘆くのではなく、次世代への希望として叡智や生き様を伝え遺せるのならば、我らが生きる事を選び戦った価値があるといえるのではないだろうか。
これからも挑み続ける。障害とはテクノロジーの敗北なのだから。」
BORDERLESS ENTERTAINMENT:
今年のMOVE FES.では、オンラインでのライブ配信やOntennaを駆使して、住んでいる地域の違いや障がいや感染対応による移動の制限を越えて、あらゆる人が、自分にあった方法で参加できる、BORDERLESSなエンターテインメント体験の形を創出・提案していきます。
「Ontenna」とは・・・
Ontennaは髪の毛や耳たぶ、えり元やそで口などに身に付け、振動と光によって音の特徴を、からだで感じる全く新しいユーザインタフェースです。ろう者と健聴者が共に楽しむ未来を目指し、ろう者と協働で開発しました。音の大きさをリアルタイムに振動と光の強さに変換しリズムやパターンといった音の特徴をユーザに伝えます。
富士通 Ontennaプロジェクトリーダー 本多 達也
「Ontennaは聴覚障がい者に振動や光で音の特徴を伝えるだけでなく、健聴者にとっても臨場感や一体感といった付加価値を生み出すものです。Ontennaを用いることで、健聴者と聴覚障がい者が一緒になって楽しめる体験を作り出せたらと思っています。Ontenna×EYE VDJの初コラボレーションライブを是非お楽しみ下さい!」
「2020年・2021年は、新型コロナウイルス感染症により、世界中の人々の「日常」が揺らぎ、みんなが様々な不自由を経験してきた2年だったと思います。僕自身も数々の大切なイベントが中止になり、悔しい思いを沢山してきた日々でした。ALSをはじめとする病気や障がいのある人は、コロナ感染の重症化リスクが高い人も多く、これまで以上に日常生活での不安や緊張が高まったことと思います。
その一方で、制約や困難の中から新しい可能性も生まれていきます。コロナによってリモートワークやオンライン配信等が普及したことで、これまで外出や就労が困難だった障がいのある人にも、自宅にいながらにして仕事をしたり、エンターテインメントを楽んだりする機会が増えた面もあると思います。
今回のMOVE FES.でも、コロナ禍をチャンスに変えて、誰もが希望の光を感じられるような、新しいBORDERLESS ENTERTAINMENTを生み出したいと思っています。
コロナ禍で生きている、今この一瞬一瞬も、僕らの有限な人生の中の大切な一部です。
こんな今だから出来る挑戦を、共に続けていきましょう。
NO LIMIT, YOUR LIFE.」
▼プロフィール
34歳、ALS患者。ALSの課題解決を起点に、クリエイティブの力でBORDERLESSな社会を創造することをミッションに活動している。全ての人が自分らしく挑戦出来るBORDERLESSな社会を目指して、エンターテイメント、テクノロジー、介護の3つの領域で、課題解決に取り組んでいる。
一般社団法人WITH ALSとは、自身のALS闘病体験を通じて、世界中にALSを周知し、認知・理解を拡大させることで、治療方法や支援制度を向上させることを目的とする。
また、ALS患者その家族、非患者のQOL(Quality of Life)の向上に貢献する、コンテンツ開発・支援活動を様々な手口で実施する団体。http://withals.com/
■開催概要
イベント名 : MOVE FES. 2021 Supported by ONESTORY
会 場 : TRUNK(HOTEL) MORI (〒150-0001 東京都渋谷区神宮前5-31)
日 程 : 日時:2021年12月9日(木) 18:00〜21:00予定(17:15開場予定)
主 催 :一般社団法人WITH ALS
問い合わせ:info@withals.net
※MOVE FES.2021は、文化庁「ARTS for the future!」補助対象事業としても採択されています。クラウドファンディングでのご支援、ARTS for the future!の補助金、企業スポンサー費、チケット売上等を組み合わせてイベント全体の経費をまかなう予定です。
難病ALS(筋萎縮性側索硬化症)は、 2021年現在、有効な治療法が確立されていない指定難病。意識や五感は正常のまま身体が動かなくなり、やがて呼吸障害を引き起こす。延命のためには、人口呼吸器が必要。平均余命は、3〜5年。呼吸器を装着する事で生きることはできるが、身体能力に加え発話能力も失っていく。現在年間約10万人に1人が発症しており、世界で約35万人、日本には約1万人の患者がいる。
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