アンダーアーマーマザーズデーチャリティーオークションから600万円を超える寄付がジョイセフへ。東日本大震災から10年で余震の続く東北、コロナ禍の中で頑張るママたちへ支援を届けます。

世界の女性の命と健康を守るために活動している国際協力NGOジョイセフ(東京都新宿区・理事長:石井澄江)は、アンダーアーマー(株式会社ドーム(本社:東京都江東区))が5月9日(日)母の日に実施した、「アンダーアーマーマザーズデー」チャリティーオークションからの最終落札総額6,068,914円からオークション手数料を差し引いた全額の寄付を受けました。東日本大震災発生から10年経過した東北ではいまだ余震が頻回しています。さらに長引くコロナ禍の影響を受けている母親たちへのケアが必要とされています。ジョイセフは、この寄付により、東北に活動拠点を持つ団体と連携し、4つの支援プロジェクトを実施します。


  • 【ジョイセフは、宮城県のママとその家族へ支援を届けます】

宮城県では、今なお、行政による対面での母親教室などは一時休止、または利用人数の制限が行われる状況が続いています。

ひとり親家庭や上の子どもの預け先がない母親、安静を指示された経産婦、介護を抱えていて家を空けられない女性、多胎児育児で外出が難しい、交通手段がないなどの様々な事情により、行政などが提供する産前産後ケアをもともと利用しにくい母親の状況は、コロナ禍で妊産婦同士が情報交換できる場が少なくなり、経済的不安が続く中、心身両面においてますます厳しくなることが考えらます。

子育て支援センターなどの休館により、子育て世代に向けた健康や育児、性の情報を伝える場が少なくなり、ヘルスリテラシーの低下による児童虐待や家庭内暴力(DV)の増加も懸念されています。


  • 支援プロジェクト1

助産師とおうちで学ぼう~子育て世代のヘルスリテラシ―「妊娠・出産・育児、そして自分のからだのこと」(連携団体:みやぎ助産師オンラインチーム[M-MOT])

東北地方在住もしくは東北地方の分娩施設で出産予定の妊婦とその家族、東北地方在住で乳幼児を育てている女性およびその家族を対象に、母親教室や産後のエクササイズ、乳幼児を育てる親向けのいのちの教育講座などのオンラインプログラムを実施します。コロナ禍での妊産婦同士が情報交換できる場としての役割も担います。

オンライン沐浴クラスの様子 (写真提供:M-MOT)


  • 支援プロジェクト2

ヨガ指導者 美怜さんによる「産後ヨガオンラインエクササイズプログラム」(連携団体:みやぎ助産師オンラインチーム(M-MOT))

東北にお住まいの産後のママを対象に、産後ヨガオンラインプログラムを開催します。さまざまなジャンルのヨガに精通するスペシャリストである美鈴さんがゲストインストラクターとして産後ママへヨガを通じてリラックスしてもらえるプログラムを担当します。

セーリィークリスティーナ美怜

母の影響でヨガを始める。大手ヨガスタジオのトップインストラクターとして活動した後2020年にフリーへ転身。幅広いジャンルに精通し、ワークショップやリトリートなどのイベントを数多く主催するなどヨガの魅力を伝えている。「ミス・ワールド・ジャパン2020」のファイナリスト

(写真提供:アンダーアーマー)


  • 支援プロジェクト3

家庭訪問型子育て支援ホームスタート(連携団体:ベビースマイル石巻)

石巻市および近郊在住の未就学児(6歳未満)がいる家庭を対象に、家庭訪問型子育て支援ホームスタートの活動を実施します。家から出ることが難しい親子に対して、地域の子育て経験者(ビジター)が「傾聴(気持ちを受け止めながら話を聴く)」と「協働(育児家事や外出を一緒にする)」を行います。子育てが孤育てとならないよう、母親の孤立感を防ぎ、子育てへの自信の獲得につながるよう母親をエンパワーしていきます。

  • 支援プロジェクト4

「私のほっとコミュニティ4H」での情報発信

全国の女性と助産師、行政、NPO、企業、地域の人々などの、女性の健康に関心を持ち活動するすべての人々がオンライン上でつながり、役に立つ情報や支援に関する情報を発信・交換したり、悩みごとを相談し合えるなど、参加者同士で支え合うコミュニティ。災害発生時には、このつながりを活かして、効果的な被災者支援活動の実施に役立てることができます。4Hの「4」は英語の「for(~のために)」も意味し、4つのHは、Her(彼女に)、Health(健康)、Heal(癒す)、Help(支える)のためのコミュニティを象徴しています。

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