【日本初事例】アートの力で海洋プラスチック問題に貢献!海に流れるゴミが、地域住民とアーティストの手により大型アート作品に。
千葉県流山市に2021年3月31日グランドオープンする商業施設、「流山おおたかの森S・C FLAPS」にて、海洋プラスチックモザイクアート作品他、市民参加型アートが展示されます。
流山おおたかの森S・C では、”Co-creation"をコンセプトに、地域住人と共に作り上げる「流山おおたかの森S・C アートプログラム」をスタート。その第1弾として、アーティストと共に、社会課題解決へと取り組むボンアート株式会社が、地域住民とアーティストの感性を掛け合わせた企画として、「みんなでつくる!海洋プラスチックモザイクアート」および、メッセージウォール「風の便り」を実施しました。
<みんなでつくる!海洋プラスチックモザイクアート>
海洋プラスチックモザイクアート制作は、3月6日、7日にワークショップとして開催され、当日は、海洋プラスチックでアクセサリーの制作・販売を行うsobolonがゲストアーティストとして、海洋プラスチック問題について丁寧に説明を交えながら制作をサポートしました。黄色・オレンジ・白・緑・水色・青と、大小様々な海洋プラスチックを会場で初めて目の当たりにする子どもたちは、海洋プラスチックや海洋汚染問題に興味を示しながら制作に取り組んでいる様子でした。
完成作品の大きさは縦:約1.8m、横:約6m と大型のモザイクアート作品です。大きな作品を168枚に分割されたピースに分け、1人1ピースを担当する形で制作。
参加者はA4サイズに分割された1ピースに、指定された色のプラスチックを貼っていきます。海で暮らす生物たちに想いを馳せながら、1人1人の小さな一枚が集合して出来上がる大型モザイクアート。たくさんの方々にご参加いただきました。
<本プログラムの意義>
海洋プラスチックは、海に流れているプラスチックゴミであり、これらは、海で暮らす様々な海洋生物達の生態系に影響をもたらしています。流山おおたかの森は海には面しておらず、この問題を身近に感じることは少ないはず。
しかし、海に漂流するゴミの7割は河川からの流入という結果も出ています。そして河川はこの街にも存在しています。普段意識しづらい海と自分たちの生活との関係。そんな関係も、アートを通じることで、自分ごととして体感するきっかけになるのでは。そんな期待を込めて、海洋プラスチックを使用した大型モザイクアート制作ワークショップが行われました。
<クジラと海洋汚染>
太古から、人類の暮らしと共に生き続けてきたクジラは日本を含む様々な国で、豊かな海の恵みをもたらす「神」として崇められてきました。
—2019年英スコットランドの砂浜に打ち上げられた10歳のクジラの胃袋から、100キロのプラスチックが摘出されました。今回のプロジェクトで使用されたプラスチックは、全部合わせても5キロ程度です。海に打ち上げられたクジラは、私達に何を語りかけているのでしょうか。
<制作に至るまでの過程>
モザイクアートで使用された、海洋プラスチックは浜辺で拾い洗浄・消毒を事前に行うなど、講師アーティストであるsobolonを初め多くのボランティア・環境活動団体様、個人の皆様のお手をお借りすることで当日の作品制作まで到ることが出来ました。様々な方々の想いが集まり、一つのアート作品となるまでの過程もアートプログラムの醍醐味です。
<メッセージウォール「風の便り」>
2月17日〜28日までの期間に実施された、地域の人々の声をアート作品にする体験型アート「風の便り」の作品展示も同フロアFLAPS4Fにて同時展示されます。掲示されていた84枚の宛名の書かれた封筒の中身には、どんな質問が書かれていたのでしょうか? どんな答えが書かれているのでしょうか? 普段見えない地域に暮らす様々な人の暮らし、言葉に想いを馳せ、地域のみえない繋がりを体感するアート作品。地域に暮らす人の様々な想いがしたためられたお手紙が、作品となって会場で静かに語りかけます。
<会社概要>
ボンアート株式会社
〒134-0084 東京都江戸川区東葛西1-36-9
▼TEL
052-931-0871
info@bonart.co.jp
▼会社HP
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